登場人物
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エレアノール
『軍神エレア』として、その名を知らぬ者はいない。
アルトと同じく人と神の混血だが、奇跡の力は極めて弱い。
しかし、戦闘能力は『セルテロス』随一を誇り、
『邪神オルプトナ・ベクテル戦役』を始めとした、
100年以上にも渡る激しい戦いを生き抜きながら、
今も戦い続けている歴戦のつわものである。
少女のような外見と愛嬌ある言動から、
「エレア様」と彼女を呼ぶエルサスの人々の言葉には、
敬意だけでなく深い親しみが込められている。
性格的に指揮官向きではなく本人もそれを自覚しているので、
あくまで1兵士であることを望んでいる。
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プリシラ
魔物や邪神などの超常的・異能存在についての関心から、
それを研究する学者を目指していた。
しかし、環境がそれを許さず、苦肉の策として
それらを間近で観ることが出来る『セルテロス』に入隊した。
基本的に自分の興味を持ったことにしか意識を向けず、
それ以外のことに煩わされたくない、という考えを持っている。
1人を好み、隊の中でも交流は必要最低限にとどめている。
思ったことや感じたことを、淡々と飾らず口にするので、
そのストレートさ故に人を傷つけてしまうこともあるが、
彼女に悪意はなくフラットな感情で言葉を発している。
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アイリス
先の『オルプトナ・ベクテル戦役』では
多くの兵士が命を落とし、生き残った者の中から選ばれて
『セルテロス』を率いることになった。
その人選に異を唱える者はなく、
極めて妥当な人事であったのだが、
本人は内心で上手く務まるかどうか不安を抱えている。
だが、それを皆の前で見せることはなく、
『セルテロス』の個性的な面々をまとめ上げ、
平時は務めて明るく振る舞い、隊のムードを保っている。
アルトとは家が近く昔からの馴染みでもあるため、
姉と弟のような関係である。
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アルト
エルサスの町を守護する神、本作の主人公。
人間との混血だが、それでも強い奇跡の力を持っており、
イグニス亡き後、不安に曇る人々を励ましながら、
邪神や魔物から町を守る結界の維持を行い、
『セルテロス』への加護を与え、共に戦っている。
善良で温厚な性格。
気さくな人柄から町の人にも慕われている。
一見、頼りなさそうな可愛らしい風貌をしているが、
その芯には、町の人たちを出来る限り救いたいという想いがあり、
本来2人で維持する結界を、1人で何とか維持している。
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